IGNITION 統合版 v3.2.1 / Pine Script v6 / 2026-09

方向は当てない。
動く場所だけを当てる。

出来高があるのに値が動かない「吸収」を統計で拾い、大きく動く直前の銘柄と時間を先に知らせる TradingView インジケーター。上がるか下がるかは、抜けた方向に従います。
+3R+2R +1R0−1R 損切り −1ATR ▲ 建値 抜けた足の終値で入る +1ATRで建値へ +2ATRから 最高値−1ATR を追随 最高 +3.5R 手仕舞い +2.5R 追随ラインに触れた
1トレードの一生 / 横軸は経過 — 最長24本(4時間足で4日)。利確は自分で決めない
検証銘柄
26
Binance 24+Bybit 2/2019〜2026
符号が正の銘柄年
168/168
一度も反転せず(層1のIC)
検証外期間のPF
1.77
PF重視・ショート専業・手数料0.10%+滑り込み
最大ドローダウン
−9.9%
PF重視・検証外3.6年(勝率重視なら −4.6%)

※ 上の数字はすべて過去データ(Binance アルト22銘柄・4時間足・2019年7月〜2026年9月・往復手数料0.10%+損切り0.05%不利約定)による検証結果であり、将来の勝率・利益を保証するものではありません。

01 / 構造

3つの層が、別々の問いに答える

1本のスクリプトに3層が入っています。層1だけでも「銘柄を選ぶ道具」として成立し、層3まで使うと売買の型になります。

LAYERS
層1 → 層3
層2 は任意
層 1

IGNITION ── どこで大きく動くか

出来高の多さ(Effort)と値幅の狭さ(Result)のズレを、時間帯ごとの季節性を取り除いたうえで頑健統計に通し、0〜100 の点火スコアにします。方向は示しません。

確定OOS IC 中央値 +0.238
26/26 銘柄で正
層 2

群衆の偏り ── 誰が持たされているか

資金調達率の順位で「大勢がどちらに寄っているか」を見て、寄っている側と同じ方向のエントリーを外します。方向を当てる力は無く、フィルタとしてのみ効きます。

任意・既定オフPF 1.49 → 1.59 → 1.87
要・資金調達率シンボル
層 3

型 ── いつ入って、いつ降りるか

点火中に直近20本の安値を安値引けで割った足の終値でショートし、損切り・建値移動・追随・時間切れを全部機械で処理します。v3.0 はショート専業(ロングは設定で復活可)。極端なボラ局面(ATR上位20%)は見送ります。

確定(4時間足)IS 1.46 / OOS 1.77
8/8年・19/22銘柄プラス
02 / 強み

他のインジケーターと違うところ

「よく当たりそうに見える」ではなく、外れ方まで数えてあることが売りです。

MERITS
01 – 06
01 — 統計

平均と標準偏差を使っていない

出来高は一撃で1000倍になる世界です。平均を使う指標は、その1本で以後しばらく壊れます。IGNITION は中央値と MAD(中央絶対偏差)だけで基準を作るので、異常値1本では動きません。

02 — 季節性

「時間帯のせいで多い出来高」を引く

暗号資産の出来高は東京・ロンドン・NYの時間で規則的に変わります。同じ時間帯の過去の中央値で割ってから判定します。これを入れないと1時間足の予測力はほぼゼロになることを実測で確認しました。

03 — 頑健性

26銘柄・168銘柄年で一度も符号が反転しない

1つの銘柄で良く見えるのは偶然でも起きます。26銘柄を年ごとに切って 168 通り測り、全部で符号が正。値幅収縮という既知の効果を回帰で抜いたあとも残差IC +0.14〜0.17 が残ります。

04 — 出方

勝負を決めていたのは入り方ではなく出方

入り方5種 × 出方4種を総当たりで比べた結果、効いたのは出方でした。−1ATR損切り → +1ATRで建値 → +2ATRから追随 → 24本で時間切れ。v3.0 ではさらに「どこで負けているか」を診断し、ロング側(PF 1.19)を切ってショート専業(PF 1.61)にしました。出方の近傍36通りすべてで PF 1.30 以上です。

05 — 表示

勝ったか負けたかが画面に残る

手仕舞いの位置に +1.8R 追随 −1.0R 損切り のラベルが出て、建値から手仕舞いまでが勝敗色の帯で塗られます。パネルには回数・勝率・PF・合計R・連敗数が手数料込みで並びます。

06 — 資金

破産確率まで計算して表示する

勝率とペイオフ比と1回のリスクから、資金が半分になる確率をチャート上で毎回計算します。緑なら継続可、黄ならリスクを下げる、赤なら続けられない。勝率だけを見て怖がる必要がなくなります。

03 / 画面

3か所しか見ません

スクリプトは1本。入れると下ペイン・価格チャート・右上パネルの3か所に同時に描かれます。

SCREEN
下 / 中央 / 右上
下のペイン

エネルギーの棒グラフ

  • 点火中(強)— 構える
  • 準備段階(中)
  • 平常 — 何もしない
  • 上位足の点火も同じ枠に出るので、4時間足を見ながら日足の状態が分かります
価格チャート

▼S と3本のライン

  • ▼S 売り。出た足の終値で入る(既定はショート専業。両方向にすると ▲L も出る)
  • 赤=損切り、黄=建値、緑=追随ライン
  • 手仕舞い位置に ±R と理由(損切り/建値/追随/時間切れ)
  • 建値〜手仕舞いが勝敗色で塗られる
右上パネル

いま何をすべきか

  • 状態と行動指針(日本語)
  • この銘柄での実績 — 点火後に平常の何倍動いたか。1.0未満ならこの銘柄では使わない
  • 成績・勝ちの大きさ・破産確率・連敗(コンパクト表示は5行)
  • 非対応の環境では赤で理由を表示
04 / 使い方

覚えることは、この7行だけ

条件は全部スクリプトが判定します。自分で数える必要はありません。

HOW TO
01 – 07
  1. 暗号資産の4時間足に乗せるBTC・ETH・主要アルトのどれでも。5分足以下と為替は非対応です。
  2. パネルの「この銘柄での実績」が「無効」なら避ける点火スコアが効いている銘柄かの判定。型の勝ち負けは予測しません(検証済み)。型の出来は「このチャートでの型の成績」で見ます。
  3. ▼S が出たら、その足の終値でショートする赤いだけでは入らない。逆張りはしない。既定はショートのみ(設定①「方向」で両方向にもできます)。出方は設定①「★ 出方」で 勝率重視(既定・勝率66%)/バランス/PF重視 を選べます。
  4. 損切りは赤いライン(−1ATR)に必ず置く置かないなら、この型は成立しません。
  5. +1ATR進むと損切りが建値へ動くここから先は負けません。線が黄色に変わります。
  6. +2ATRから最安値+1ATRを追いかける利確は自分で決めない。追随ラインに触れたら終わり。
  7. 24本(4日)経ったら終値で手仕舞い次の▼は、いまのポジションが終わるまで出ません。
アラートは9種類。 ▼ショート・建値に移動・追随ライン更新・時間切れ予告・手仕舞いの5つを入れれば、エントリーから手仕舞いまで通知だけで回せます。画面に張り付く必要はありません。
05 / 資金管理

勝率3割で、なぜ破産しないのか

この型は10回やって7回負けます。それでも破産確率が実質ゼロなのは、勝ちの大きさが負けの3.3倍あるからです。

RUIN
Balsara

破産確率を決めるのは勝率単独ではなく、勝率 × ペイオフ比(勝ち平均 ÷ 負け平均)× 1回のリスクの3つです。検証データの勝率は29〜32%ですが、勝ち平均 +2.4R に対して負け平均は −0.7R。この比率が効きます。下の表は v2(両方向)の数字で、v3 はこれより勝率もペイオフ比も高いため、すべての確率がさらに小さくなります(検証外・1回0.5%で 1年に −20% を経験する確率 2.6% → 0.3%)。

1回 0.25%
0.0%
1回 0.50%
2.6%
1回 1.0%
40.9%
1回 2.0%
95.4%
1回 3.0%
99.9%
1年(約200取引・同時3銘柄)のあいだに 資金が一度でも −20% まで下がる確率。ブロックブートストラップ2万本。危険なのは勝率の低さではなく、1回のリスク幅です。
1回のリスク別 / 破産確率と到達点
1回のリスク破産確率(資金半減)1年で −20%1年後の損益 中央値
0.25%ほぼ 0%0.0%+8.9%
0.5%(推奨)0.00004%2.6%+17.7%
1.0%0.07%40.9%+36.8%
2.0%2.6%95.4%+73.2%
3.0%8.7%99.9%+111.9%
守るべき3つの数字
規則数字理由
1回の損失資金の 0.5%同時3銘柄で最大ドローダウン約 −10%(v3)に収まる
同時に持つ銘柄最大 3ショートは下げ相場に固まる。K=5 で DD 14%、無制限で 23%
時間足4時間足以上1時間足の型は検証で不成立(OOS PF 0.91)
連敗は必ず来ます。 200取引のうち10連敗以上が起きる確率は 96.6%、最大連敗の中央値は 15 回。11連敗は正常の範囲です。連敗が出たときに設定を触るのが、この型で唯一の負けパターンです。
06 / 実績

100万円をこの型で回したら、どうなったか

v3.0(ショート専業・ボラ上位20%除外)。2019年7月〜2026年9月、アルト22銘柄・4時間足・同時3銘柄まで・1回のリスク0.5%。往復手数料0.10%と、損切りが0.05%不利に約定する想定を引いたあとの数字です。

BACKTEST
v3.0
2019.07
–2026.09
1,134取引
これは実際の売買記録ではありません。 過去データに同じルールを機械的に当てはめた再現(バックテスト)です。将来同じ結果になる保証はありません。フォワードテスト(実運用での記録)はまだ開始していません。

v3 の入り方(ショート専業+ボラ除外)はそのままに、出方だけを3つ用意しました。R は損切り幅を1とした値、1回のリスクは損切り幅=資金の0.5%、同時3銘柄。3つとも 検証内/検証外 PF≥1.3・6ヶ月窓 14/15 です。

出方の3コンセプト / 設定①「★ 出方」・既定は勝率重視 / 検証外・同時3銘柄・損切り幅=0.5%
勝率重視(既定)バランスPF重視
出方損切り1.25ATR → +1ATRで67%利確・残りは追随損切り1.5ATR → +1.5ATRで建値・追随損切り1ATR → +1ATRで建値・追随
勝率(検証外)66%45%32%
PF 検証内/検証外1.31/1.451.56/1.621.46/1.77
同時3銘柄 PF1.431.621.72
1回の期待値+0.20R+0.30R+0.32R
最大DD(検証外)−4.6%−8.8%−9.9%
最大連敗61419
100万円→(検証外3.6年)185万円233万円277万円
100万円→(全期間7.1年)243万円373万円601万円
勝ち年(同時3銘柄)8/87/8(2026年 −0.1%)8/8

勝率重視 … 3回に2回勝つ。負けは浅く、連敗は最大6。利益は PF重視の 3分の2。初心者はここから

バランス … 損切りを広めにして建値移動を遅らせる。勝率45%・利益は PF重視の 85%

PF重視 … v3.0 の型そのまま。利益は最大だが、10回中7回負け、最大19連敗

3つは出方が違うだけで、入る足は同じです。途中で切り替えても矛盾しません。

以下の詳細な数字は、利益が最大の「PF重視」のものです。既定の「勝率重視」は同じ足で入って早めに利確するので、資金曲線は上の表のとおり滑らかに、利益は3分の2になります。

最終資産
601万円
100万円 → 6.01倍/7.1年
年率(複利)
+28.5%
検証外だけなら +32.2%
最大ドローダウン
−9.9%
検証外・落ち込み額 30万円
PF(同時3銘柄)
1.72
勝率32%・ペイオフ比3.6
100万 200万 400万 600万 0% −10% −20% パラメータを決めた期間 ここから先は一切触っていない(検証外) 2020 2022 2023 2024 2025 2026 601万円 183万円 100万円 最深 -7.9%(月末) ドローダウン(高値からの落ち込み)

上=資金推移(100万円スタート・1回0.5%リスク・複利)。下=そのときどきのドローダウン。青い破線より右が、パラメータを一切触っていない検証外の期間です。月末時点の値で描いているため、下のグラフの最深は −7.9%。トレード単位で測ると全期間 −8.5%、検証外 −9.9% になります。

v2(両方向)→ v3(ショート専業+ボラ除外)/ 検証外・同時3銘柄・1回0.5%
v2 両方向v3 ショート専業
取引数(3.7年)1,462652
勝率29.5%32.2%
PF1.311.71
1回の期待値+0.165R+0.324R
合計R+240.9R+211.4R
最大ドローダウン−49.5R / −22.3%−20.7R / −9.9%
利益 ÷ 最大DD(MAR)4.910.2
100万円 →313万円277万円
6ヶ月窓の勝ち越し(全期間)14/1514/15

利益は 12% 減って、ドローダウンは 58% 減りました。利益÷最大DD は 4.9 → 10.2。「同じ深さの穴を掘らずに、8割の利益が残る」型です。ロングを捨てた理由は §07 に書いています。

期間別サマリー / 同時3銘柄・1回0.5%
期間取引勝率PFペイオフ比合計R最大DD最大連敗
検証内 2019–202248531.3%1.473.21+105.9R−18.8R / −9.0%15
検証外 2023–202665232.2%1.713.60+211.4R−20.7R / −9.9%19
全期間 2019–20261,13432.2%1.723.62+371.2R−17.7R / −8.5%19
1回のリスク別 / 100万円スタート
1回のリスク期間最終資産倍率年率最大DD最大の落ち込み額
0.25%全期間 7.1年249万円2.49倍+13.6%−4.3%5.5万円
0.5%(推奨)全期間 7.1年601万円6.01倍+28.5%−8.5%14万円
1.0%全期間 7.1年3,211万円32.1倍+62.6%−16.4%41万円
0.25%検証外 3.6年168万円1.68倍+15.3%−5.1%8.9万円
0.5%(推奨)検証外 3.6年277万円2.77倍+32.2%−9.9%30万円
1.0%検証外 3.6年718万円7.18倍+71.6%−18.9%163万円

v2 では 1回1.0% で最大DD −40% でした。v3 は同じ 1.0% で −16〜19%。DD が半分以下になった分、リスク幅を上げる余地が生まれていますが、推奨はやはり 0.5% です(§05)。

同時に持つ銘柄数 K / 検証外・1回0.5%
K取引PF合計R最大DD(R)最大連敗100万円 →最大DD
13011.58+82R−11.0R12149万5.4%
24981.77+174R−14.1R15231万6.9%
3(推奨)6521.71+211R−20.7R19277万9.9%
47751.79+281R−24.9R25388万12.0%
58851.82+339R−29.7R29511万13.9%
無制限1,3401.77+482R−52.5R361,014万23.4%

ショート専業はシグナルが下げ相場に固まるので、同時保有数が成績を大きく左右します。K=5 なら利益は 1.6 倍、DD は 14%。DD 10% 以内に収めたいなら K=3 が上限です。

年別 / 100万円スタート・1回0.5%・複利
取引勝率合計R年初年末騰落率
2019(7月〜)7742.9%+31.7R100万117万+16.9%
20208826.1%+10.8R117万123万+5.3%
202112427.4%+39.3R123万149万+20.7%
202219732.0%+44.1R149万184万+24.0%
202315030.7%+46.1R184万230万+24.9%
202415835.4%+57.6R230万305万+32.6%
202517034.7%+123.5R305万551万+80.6%
2026(9月まで)17030.0%+18.0R551万601万+9.0%

8年すべてプラス。6ヶ月ごとに区切った15の窓のうち14でプラス(負けは直近の2026年7月〜のみ −7R)。2020年(強気相場)が +5.3% と最も薄いのは、ショート専業の構造どおりです。月単位では検証外44ヶ月中27ヶ月がプラス(61%)、最良 +37.0R、最悪 −9.4R。

1トレードの結果の内訳 / 検証外 652取引
結果回数割合合計への寄与
−1R前後(損切り)26039.9%−281.8R
−0.9 〜 −0.1R(浅い負け)15724.1%−14.0R
±0R(建値で逃げた)264.0%−1.0R
+0.1 〜 +1R172.6%+14.8R
+1 〜 +2R10816.6%+151.0R
+2 〜 +4R609.2%+164.8R
+4 〜 +8R203.1%+112.5R
+8R以上40.6%+65.2R

最大の勝ち +33.2R、最大の負け −1.4R。全体の3.7%(24回)だけで +177.7R、合計は +211.4R。この構造は v2 と同じです。「大きく伸びたから利確しよう」が最もやってはいけないことである理由も同じです。

深いドローダウン 上位5 / 検証外
深さ始まり終わり(高値更新)期間
−20.7R(−9.9%)2026-02-11未回復(進行中・いま −17.3R)201日以上
−15.8R2024-04-272024-07-0569日
−12.0R2023-07-062023-08-1540日
−11.8R2025-06-222025-09-2291日
−11.2R2023-01-062023-05-08121日
いちばん深いドローダウンは、v3 でも進行中です。 2026年2月から −9.9%、データ最終日(2026年9月1日)時点でまだ高値を更新していません。v2 の −22.3% に比べれば半分以下ですが、「増えない半年」はこの型でも起きます。過去の4回は 40〜121日で回復しています。
07 / 検証

数字の出どころ

パラメータは検証前期間(〜2022年)だけで決め、2023年以降には一切触っていません。以下は全部その「触っていない期間」の数字です。

EVIDENCE
IS < 2023
OOS ≥ 2023
層1 IGNITION / 予測力
測ったもの結果意味
OOS IC 中央値+0.238点火スコアと、その後の値幅の順位相関
符号が正の銘柄年168 / 16826銘柄 × 各年。一度も反転しない
デシル単調性完全単調スコアが高いほど実際に大きく動く
有意性p < 0.001ブロックブートストラップ(自己相関を保存)
残差 IC+0.14 〜 +0.17値幅収縮を回帰で除いても残る独自情報
取引所間の一致0.91Binance と Bybit のスコア相関(4時間足)
スクリーナー用途1.165 倍同時刻の上位3銘柄は下位3銘柄より動く(68.8%の時刻で勝ち)
層3 型 v2(両方向)/ 売買成績(往復手数料0.10%込み・参考)
対象期間勝率PFペイオフ比
アルト22銘柄(プール)2019–2022 検証内30%1.353.4
アルト22銘柄(プール)2023–2026 検証外30%1.533.4
ビットコイン2023–2026 検証外31%1.62
イーサリアム2023–2026 検証外31%1.52
壊れにくさ / 条件を悪くしても残るか
負荷をかけた条件OOS PF
手数料 0.10% + 損切り 0.05% 不利(基準)IS 1.46 / OOS 1.77
+ 損切りが 0.10% 不利に約定IS 1.41 / OOS 1.69
手数料 0.20%(2倍)+ 損切り 0.10% 不利IS 1.31 / OOS 1.54
手数料 0.20% + 損切り 0.20% 不利IS 1.22 / OOS 1.42
出方の設定を36通りに振った全結果すべて min(IS,OOS) PF 1.30 以上(中央値 1.39)
ボラ除外のしきい値 60〜100%OOS PF 1.74〜1.79(どこでも同じ)
年別8 / 8 年プラス
6ヶ月窓(全期間15窓)14 / 15 窓プラス
銘柄別(検証外)19 / 22 銘柄プラス
v2 → v3 / 「どこで負けているか」を診断して1変更ずつ比較(同時3銘柄)
変更IS PFOOS PFK3 PF最大DD(R)利益÷DD6ヶ月窓
v2 現行(両方向)1.301.451.31−50.88.114/15
ロングのみ1.161.211.13−43.72.511/15
ショートのみ1.451.741.64−20.217.012/15
ボラ上位20%を見送り(両方向)1.301.471.37−34.713.615/15
ブレッド40〜60%を見送り(両方向)1.281.501.37−38.011.615/15
点火しきい値 75(両方向)1.431.501.49−41.110.713/15
v3 = ショートのみ + ボラ上位20%見送り1.461.771.72−17.721.014/15
v3 + 点火しきい値 751.741.721.92−17.419.012/15

診断で分かったこと: ロング側は PF 1.19、ショート側は 1.61。アルトは対USDTで長期的に下げる銘柄が多く、ブレイクの「続き」が出るのは下方向でした。ATR が上位20%の極端なボラ局面はブレイクが続かず PF 0.82。この2つを外しただけで、パラメータは1つも触っていません。v3 +しきい値75 は PF がさらに上がりますが、6ヶ月窓の勝ち越しが 14/15 → 12/15 に落ちるので採用していません。再現性を優先しました。

層2 群衆の偏り / フィルタとしての効き方
使い方やること取引数PF
オフ(既定)フィルタなし100%1.49
極端回避大勢が極端に寄った側には入らない約75%1.59
逆張り重視大勢と反対側にしか入らない約40%1.87
逆張り厳格上位20%/下位80%のみ約20%2.56

層2 は TradingView 側に資金調達率のシンボルを指定できたときだけ動きます。見つからない場合はオフのまま使ってください(既定はオフです)。

08 / 棄却

入れなかったものを、全部書いておきます

試して効かなかったものは削除しました。ここが一番、他のインジケーターとの差だと思っています。

REJECTED
7 件

出来高の非対称性から方向を当てる

買い出来高と売り出来高の偏りで上下を予測。検証内 +0.011 → 検証外 −0.043 と符号が反転。参考元 APS の「方向は分からない」は実測上も正しい。

符号反転 / 不採用

ポジ子型の逆張りトリガー

押し目の深さから戻りを取る型。検証外 PF 0.90。層1のフィルタをかけるとむしろ悪化したため、層1と噛み合わないと判断。

PF 0.90 / 不採用

プレミアム(先物−現物)を資金調達率の代わりに使う

一度これで実装して出荷しかけました。検証すると順位の1本あたり変化がプレミアム15pt/資金調達率0.1pt と別物で、逆張り効果 1.77 → 1.48 に消滅。設計ミスとして経路ごと削除しました。

代理にならず / 削除

建玉(OI)4象限モデル

価格と建玉の増減で4象限に分ける構想。Binance の公開APIは建玉履歴を30日しか返さず、検証不能のまま出すことになるため廃止。

検証不能 / 廃止

ロング側の型

v3 で切りました。8年で PF 1.19(検証外 1.21)、2022年と2026年はほぼゼロ。アルトは対USDTで下げる銘柄が多く、上抜けの「続き」が弱い。ロングだけで回すと 100万円が 111万円にしかならず、DD は −48.7R。設定①「方向」で復活できますが、成績の根拠はありません。

PF 1.19 / 既定オフ

資金調達率フィルタの v3 への上乗せ

v2 では PF 1.49→1.87 と効きましたが、ショート専業にした後は極端回避で PF 1.72→1.76、逆張りでは取引が半減して DD が悪化。上乗せ効果は消えました。層2 は残していますが、v3 では既定オフのままで問題ありません。

効果消失 / 既定オフ

1時間足での売買の型

層1のスコア自体は1時間足でも有効(IC +0.23)。しかし売買の型は検証外 PF 0.91 で不成立。4時間足未満では ▲▼ を出さないようにガードを入れてあります。

PF 0.91 / 環境ガード
09 / 限界

使ってはいけない場面

できないことを先に言います。ここを外して使うと、上の数字は一切あてはまりません。

LIMITS
場面どうなるか
為替・CFD・株価指数(XAUUSD など)出来高がティック数なので判定が成立しません。パネルが赤で警告し、▲▼ は出ません
15分足未満必要な過去本数(1500本超)を確保できず非対応。計算しません
1時間足・2時間足層1のスコアは有効ですが、売買の型は未検証/不成立。▲▼ は出ません
出来高データのない銘柄計算不能。赤で理由を表示します
損切りを置かない使い方ペイオフ比が壊れるため、検証したどの数字も成立しません
▲▼を待たずに点火の赤だけで入る層1は方向を示しません。赤は「構える」であって「買う」ではありません
まだ済んでいない検証も書いておきます。 ①上場廃止銘柄を含めた再検証(生存バイアス)は未実施 ②TradingView 実チャートとの数値一致(パリティ)の正式判定はCSVエクスポート待ち ③フォワードテスト(実運用3〜6ヶ月)は未開始。過去検証は将来の成績を保証しません。
10 / 導入

5分で入ります

SETUP
  1. TradingView でチャートを開き、下の「Pine エディタ」を開く無料プランでも動きます。
  2. 配布ファイル IGNITION_ALL.pine の中身を全部貼り付けるもとのコードは消してから貼ってください。
  3. 「チャートに追加」を押す下ペインの棒グラフ、価格チャートの▲▼、右上のパネルが同時に出れば成功です。
  4. 銘柄を暗号資産、時間足を4時間に合わせる触る設定は ★ の4つだけ。まずはプリセット「標準」・方向「ショートのみ」・出方「勝率重視」の既定のままで構いません。
  5. 「★ 1回のリスク」に自分の数字を入れる既定は 0.5%。触るのは ★ の4つ(プリセット・方向・出方・リスク)だけ。スマホなら「パネル」をコンパクトに。
  6. (任意)同じ IGNITION を3つ入れて、出方を「勝率重視/バランス/PF重視」に1つずつ設定するチャート左上の 👁 をクリックするだけでモードを切り替えられます。左上には「IGNITION ショートのみ 勝率重視」のように出方だけが表示されるので迷いません。表示するのは常に1つだけ、切替は手仕舞いのあとに。
スマホで見るなら「文字を大きく(スマホ向け)」を ON にしてください。パネルの文字が拡大されます。
11 / 疑問

よく聞かれること

FAQ
点火(赤)が出たら買えばいいのですか?

違います。層1は「大きく動く」としか言っていません。上か下かは示しません。赤は「構える」の合図で、実際に入るのは ▲L/▼S が出た足の終値です。赤いだけで飛び乗るのが一番多い失敗です。

勝率30%は低すぎませんか?

既定の「勝率重視」は勝率66%です。同じ足で入って +1ATR で67%を利確するので、3回に2回勝ち、最大連敗は6、最大DDは −4.6%(検証外)。利益は「PF重視」の3分の2になります。心理的に続けられることを優先して、これを既定にしました。以下は「PF重視」(勝率32%)についての説明です。

PF重視(勝率32%)は、なぜそれでも成立するのですか?

勝ちの大きさが負けの3.6倍あるので、期待値は1回あたり +0.32R(v3・検証外)のプラスです。1回0.5%を守れば資金半減の確率は0.00004%。勝率を上げる改造は5通り試しましたが、4通りは逆効果でした。たとえば「半分を+1Rで利確」は勝率が55%まで上がりますが、利益の大半を作る大きな勝ちを半分捨てるため PF が 1.45→1.06 に落ち、破産確率は 20.9% に跳ね上がります。

それでも勝率を優先したい人のために、100通りの出方を事前に決めて検証し、唯一プラスに残った「+1ATRで67%を利確し残りを追随」を損切り幅 1.25ATR と組み合わせたものが、いまの既定「勝率重視」です。勝率 66%・PF 1.43・最大連敗6・最大DD −4.6%。利益は PF重視の3分の2になります。

なぜショートだけなのですか?暗号資産は上がるものでは?

BTC は長期で上がりましたが、アルト22銘柄の対USDTでは、上抜けの続きより下抜けの続きのほうが強かったのが8年分のデータです。ロング側の PF 1.19 に対しショート側 1.61。両方向で回すと、ロングの負けがショートの利益を食い、ドローダウンだけが倍になっていました(−22% → ショート専業なら −10%)。強気相場の年(2020年)はショート専業だと +5% しか取れません。それでもマイナスにはなっていません。ロングも取りたい場合は設定①「方向」を「両方向」にすれば v2 と同じ動きに戻ります。

FX(ドル円やゴールド)では使えませんか?

使えません。為替・CFDの出来高は実際の売買量ではなくティック数(値が動いた回数)なので、「出来高は多いのに動かない」という判定そのものが成立しません。実際に XAUUSD の1時間足で確認したところ、パネルの実績は 0.94倍=無効と正しく表示されました。非対応であることを、指標自身が申告します。

アラートだけ使って、あとは放置できますか?

できます。▲ロング/▼ショート/点火(強)の3種類をスマホに飛ばせます。ただし手仕舞いは自分で管理する必要があります(損切り・建値・追随・24本の時間切れ)。アラート本文には損切り幅とルールが入っているので、通知を見ればその場で判断できます。

何銘柄くらい見ればいいですか?

ウォッチは20〜25銘柄、同時に持つのは最大3銘柄です。層1はもともと「同時刻に並べて上位を選ぶ」用途で検証していて、上位3銘柄は下位3銘柄より1.165倍動きます(68.8%の時刻で勝ち)。エントリーが重なったら、点火スコアが高い順に3つまで取ってください。

設定はどこまで触っていいですか?

★の4つ(プリセット・方向・出方・1回のリスク)だけで十分です。詳細設定は検証で決めた値が入っているので、動かすと上の数字は保証されません。勝率とドローダウンの浅さを優先するなら「勝率重視」(既定)、利益を優先するなら「PF重視」、その中間が「バランス」です。3つとも検証を通っているので、どれを選んでも「壊れる」ことはありません。変えるのは出方だけにしてください。

モードはチャート上のボタンでワンクリック切替できますか?

TradingView のインジケーターには「クリックできるボタン」を付ける仕組みがありません(有料インジもすべて設定画面のプルダウンです)。代わりに同じ IGNITION を3つ入れて出方を1つずつ変えておき、チャート左上の 👁 で表示を切り替えると実質ワンクリックになります。左上の表示は「IGNITION ショートのみ 勝率重視」のように方向と出方だけに絞ってあるので、どれがどれか一目で分かります。注意は2つ。アラートはインジごとに別なので使うモードから作ること、そして建玉中は切り替えないこと(損切り幅が変わってしまいます)。

連敗が続いています。設定を変えるべきですか?

変えないでください。200取引のうち10連敗以上が起きる確率は 96.6%、15連敗以上でも 53.1% です。最大連敗の中央値は15回。連敗は故障ではなく仕様です。パネルは8連敗を超えると「想定内。型を変えない」と表示します。判断すべきなのは連敗数ではなく、パネルの「この銘柄での実績」が1.0を割ったかどうかです。

12 / 用語

この5つだけ分かれば読めます

GLOSSARY
ATR
直近の1本あたりの平均的な値幅。損切り幅の単位に使います。「1ATR」=その銘柄にとって普通の1本分。
R
損切り幅を1としたときの損益。+2.5R なら、損切り幅の2.5倍の利益。金額ではなく倍率で数えます。
PF(プロフィットファクター)
総利益 ÷ 総損失。1.0で±ゼロ。1.45なら、負けた分の1.45倍を勝ちで取り返しています。
ペイオフ比
勝ち平均 ÷ 負け平均。勝率と対で見る数字で、破産確率を決めるのはこの2つの組み合わせです。
IC / 検証外(OOS)
IC=スコアと実際の値動きの順位相関。検証外=パラメータを決めるのに使っていない期間。ここでの成績だけが信用に値します。
点火 / 吸収
吸収=出来高があるのに値が動かない状態。それが溜まった状態を点火と呼んでいます。放出は、溜まったあとに来ます。